高気密高断熱住宅が乾燥する理由と対策を解説します!

query_builder 2024/07/04
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高気密高断熱住宅は、断熱性と気密性に優れた住宅ですが、冬場になると室内の空気が乾燥しやすくなります。
その原因と対策について詳しく解説します。
高気密高断熱住宅を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。



□高気密高断熱住宅が乾燥する理由


高気密高断熱住宅が冬場に乾燥する原因は、室温を高く保てていることにあります。
冬の外気は水分量が少なく乾燥していますが、その空気を室内で暖めると、相対湿度が下がって空気が乾燥してしまうのです。

1:相対湿度と絶対湿度の関係

相対湿度とは、その温度の空気が含める最大の水蒸気量に対して、現在どれだけの水蒸気を含んでいるかを示す割合です。

一方、絶対湿度とは、空気1m³当たりに含まれる水蒸気の質量を示します。
室内の空気を暖めると、同じ体積の空気に含める水蒸気量が増えるため、相対湿度が下がります。
逆に空気を冷やすと、相対湿度が上がるのです。

2:高気密高断熱住宅では乾燥しやすい

高気密高断熱住宅は、高い断熱性能により室温を高く保てるため、室内の相対湿度が下がりやすくなります。
また、高い気密性により、外気との換気量が少ないことも、室内の水蒸気量が増えにくい原因の一つです。
そのため、高気密高断熱住宅では、一般的な住宅よりも乾燥を感じやすくなるのです。



□高断熱高気密住宅の乾燥対策


高気密高断熱住宅で乾燥が気になる場合は、適切な加湿と温度管理が重要です。
ここでは、おすすめの乾燥対策について紹介します。

1:加湿器を使う

加湿器を使って室内の湿度を調整するのが、もっとも効果的な方法です。
加湿器は、気化式、スチーム式、ハイブリッド式など種類がありますが、お部屋の広さや用途に合わせて選びましょう。
また、加湿のしすぎは結露の原因になるため、湿度計を使って適切な湿度に調整することが大切です。

2:日常生活の中で加湿する

洗濯物の部屋干しや、観葉植物を置くことでも、ある程度の加湿効果が期待できます。
また、濡れ雑巾で床を拭くのも、手軽な加湿方法の一つです。
日常生活の中で、こうした加湿方法を取り入れることで、乾燥を和らげられるでしょう。

3:適切な温度管理をする

暖房の設定温度を高くしすぎると、相対湿度が下がって乾燥を感じやすくなります。
加湿をしても、室温がどんどん上がっていては、乾燥対策になりません。
暖房の設定温度は20℃前後に抑え、こまめに温度管理をすることが大切です。




□まとめ


高気密高断熱住宅が乾燥する原因は、高い気密性と断熱性により、室温が高く保たれることにあります。
冬の乾燥した外気を室内で暖めると、相対湿度が下がって空気が乾燥してしまうのです。
高気密高断熱住宅で乾燥が気になる場合は、加湿器の使用や部屋干し、観葉植物の設置など、適切な加湿対策を行いましょう。
また、暖房の設定温度を高くしすぎないことも重要です。
適切な温度管理と湿度調整で、快適で健康的な室内環境を保てるでしょう。



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