坪単価を比較する際に注意が必要な延べ床面積と施工面積の違いとは?

query_builder 2023/08/12
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家づくりに関する情報を見ていると、「坪単価」という言葉を耳にすることがあるでしょう。
坪単価とは、文字通り1坪あたりの建築費を示す数字であり、家づくりにかかる費用の全体像を簡単に掴める便利な数字のように思えます。
しかし、坪単価を参考にする際には、「延べ床面積」と「施工面積」の違いに注意する必要があります。
今回は、そんな「延べ床面積」と「施工面積」の違いや、坪単価を比較する際の注意点について解説します。

□延べ床面積と施工面積の違いとは?

*延べ床面積とは

延べ床面積とは、各階の床面積を合計した面積のことです。
床の面積の大部分はそのまま居住スペースの面積となるため、単純に家の広さを表すものと考えて良いでしょう。
建物を建てるときの建築確認申請や登記、売買や解体を行う際などには、この延べ床面積が公称の面積となります。

*施工面積とは

施工面積は一般的に、実際に施工した部分、すなわち建築工事費がかかる部分の面積を指します。
玄関ポーチやロフト、バルコニーなどもすべて含まれるため、一般的には延べ床面積よりも大きくなります。
なお、施工面積は法的用語や公称ではなく、特に決まった基準もないため、住宅会社により算出方法が異なるという点には注意が必要です。

□坪単価を比較する際には注意が必要!

延べ床面積と施工面積の違いについてお伝えしましたが、冒頭で述べたように、家づくりにおいて坪単価を参考にする際には、この2つの面積の違いについてきちんと理解しておくことが大切です。

坪単価は「建物価格 ÷ 建物面積」の式で算出できますが、この「建物面積」が延べ床面積のことなのか、施工面積のことなのか、といったことについては、明確な決まりがありません。
そのため、一口に「坪単価」と言っても、計算に延べ床面積が使われているのか、それとも施工面積が使われているのかによって意味が変わってしまうのです。
そうした事情がある中で、多くのメーカーでは、少しでも坪単価を安く見せるために「施工面積」が建物面積として採用されています。

そのため、坪単価を見た際に、「建物価格を延べ床面積で割るとこのくらいの単価になるのか」と考えてしまうと、家づくりのコストに関する計算が狂ってしまう可能性があります。
坪単価を参考にする際には、「延べ床面積に基づいた坪単価なのか、それとも施工面積に基づいた坪単価なのか」といったことをきちんと確認することが重要だと言えます。

□まとめ

今回は、延べ床面積と施工面積の違いや、坪単価を比較する際の注意点について解説しました。
家づくりの坪単価においては、計算に使われている面積が延べ床面積なのか、それとも施工面積なのかによって意味が変わってしまいます。
坪単価を見る際には、延べ床面積と施工面積の違いを踏まえた上で、坪単価の計算にどちらの面積が使われているのかを確認することをおすすめします。

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