2000万円の予算で作る間取り
2000万円という予算で注文住宅を建てる場合、まずは予算内で実現可能な範囲を理解することが重要です。
以下のポイントを押さえておくと、効率よく理想の間取りを設計することができます。
1.1. 予算の内訳を把握する
注文住宅を建てる際の予算には、建物本体の費用だけでなく、以下のような諸費用が含まれます。
<施工費用>
建物の建設にかかる費用です。
<土地代にかかる経費>
購入する場合は、所有権移転費用や不動産仲介手数料などもかかります。
また親が所有している場合でも、自分名義に変える必要性がある許可の場合、贈与税なども視野に入れる必要があります。
<外構費用>
境界のブロックや駐車場の土間コンクリートなどの費用です。 諸経費:登記費用や保険、引越し費用などが含まれます。 これらの費用を事前にしっかりと把握し、予算を適切に配分することが重要です。
1.2. 必要な面積と部屋数を決める
2000万円の予算内で可能な面積や部屋数を決めるためには、以下の点を考慮します。
<家族の人数>
家族全員が快適に過ごせるよう、必要な部屋数を検討します。
<生活スタイル>
例えば、リビングの広さや収納の充実度など、生活スタイルに合わせた間取りを考えます。 参考ですが、1人7.5坪が最小目安とお考え下さい。 4人家族なら30坪。5人家族なら37.5坪ですね。 ゆとりを持たせるなら1人8坪です。
1.3. コストパフォーマンスを重視する
コストパフォーマンスを最大化するためには、以下の点を考慮します。
<シンプルなデザイン>
複雑な形状や装飾を避けることで、建設コストを抑えることができます。
<標準的な建材の使用>
高級素材を使用するよりも、標準的な建材を使うことでコストを削減できます。以前のブログにも記載しましたが、その会社の標準で使用している商品を使うと言う事と、部屋ごとに色などを変えずに、同じ配色にすると言うのもコスパのポイントです。
和室に丸窓を取り入れることで、伝統的な雰囲気とモダンな印象を両立させられます。 丸窓は和室との相性が良く、以下のようなメリットがあります。
2.1. コンパクトで機能的な間取り
2000万円の予算で実現するためには、コンパクトながら機能的な間取りが鍵です。
以下のようなアイデアがあります。
<オープンな間取り>
リビング、ダイニング、キッチンをオープンにすることで、視覚的に広がりを感じさせ、狭い空間でも広く感じられます。
<収納スペースの工夫>
収納に扉を付けないとか、ファミクロのように大きな収納部屋を活用して各部屋の収納は、オープン収納にする方法もお勧めです。
2.2. 家族のライフスタイルに合わせた間取り
家族のライフスタイルに合わせた間取りを考えることで、快適な生活空間を作ることができます。
<ワークスペースの確保>
在宅勤務や趣味のためのワークスペースを確保することで、より便利な生活が送れます。
<子供部屋の配置>
子供が成長する過程で、部屋の間仕切り壁などを削除してしまうフレキシブルな間取りも考慮すると良いでしょう。
注文住宅を建てる際には、設計から施工までの流れを理解しておくことが重要です。以下に、一般的なプロセスを示します。
3.1. 事前準備 土地の選定
まずは土地を選定し、予算に合った土地を購入します。
ここでポイントなのが、先に不動産会社に相談するのではなく、住宅会社に相談してから、不動産会社さんへ行く!です。
土地探すのは不動産会社さんの方がプロですが、最終目的は、家を建てる事が重要なのです。
<住宅の要望整理>
家族の希望やライフスタイルを整理し、どのような間取りを希望するかを明確にします。
3.2. 設計 住宅会社さんとの打ち合わせ
希望する間取りやデザインを元に、打ち合わせを行い、設計図を作成します。
<価格の決定>
設計図をもとに仕様を決定し、見積の確定。 必要な変更を加えて最終的なプランを確定します。
3.4. 完成・引き渡し 完成検査
完成後に検査を行い、問題がないか確認します。
<引き渡し>
問題がなければ、正式に引き渡しを受け、新しい家での生活が始まります。
注文住宅を建てる際には、予算を超えないようにするための節約術と注意点があります。
以下のポイントを押さえておくと、無理なく予算内に収めることができます。
4.1. 節約術 優先順位をつける
必要不可欠な要素に優先順位をつけ、それ以外の部分で節約を行います。
<DIYで可能な部分>
簡単な作業や装飾などは自分で行うことで、費用を節約できます。 見積もりの比較:複数の住宅会社から見積もりを取り、比較することでコストを抑えることができます。
4.2. 注意点 予算オーバーを避ける
設計変更や追加工事が予算オーバーの原因になることがあります。
変更が必要な場合は、事前にコストを確認しましょう。
<品質の確保>
安価な素材や工法を採用する場合でも、品質を確保することが重要です。品質が低いと、後々の維持費がかかる可能性があります。
2000万円の予算で注文住宅を建てることは、計画的に進めることで十分に可能です。
予算内で理想の間取りを実現するためには、しっかりとしたプランニングとコスト管理が不可欠です。
この記事が、注文住宅の計画に役立つことを願っています。ぜひ、理想のマイホームを実現させてください!
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