シロアリには好きな木材と嫌いな木材がある!シロアリに強い木材をご紹介します!

query_builder 2024/05/15
ブログ

シロアリ被害は、木造住宅にお住まいの方をよく悩ませています。
この記事では、シロアリに強い木材とそうでない木材について、その特徴と選び方を解説します。
シロアリに対して強い家を建てたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

□シロアリには好きな木材と嫌いな木材がある

シロアリの好む木材と嫌う木材には明確な違いがあります。
これを理解することは、シロアリ被害を最小限に抑えるために非常に重要です。

*シロアリが好む木材

・柔らかくて食べやすい木

シロアリは特にセルロースが豊富で柔らかい木を好みます。
マツやモミなどの針葉樹は、その柔らかさからシロアリの格好の餌となります。
これらの木材で家を建てる場合は、しっかりとしたシロアリ対策が必須です。

・水分を含みやすい木

水分を多く含む木材はシロアリの生存に適した環境といえます。
そのため、湿度が高い地域での建築には向いていません。

*シロアリが嫌う木材

・硬くて食べにくい木

シロアリは硬い木材を嫌います。
特にヒノキやスギのような硬い木は、シロアリ被害を受けにくいです。

・香りの強い木

フィトンチッドなどの香り成分を含む木材は、シロアリにとって忌避効果があります。
ヒノキやヒバなどがその例です。

□シロアリに強い木材

シロアリ対策として優れた特性を持つ木材には、ヒノキ、ヒバ、スギ、チーク、イヌマキなどがあります。
これらの木材は、シロアリの被害を軽減するための自然な抵抗力を持ち合わせています。
以下、それぞれの木材の特徴とシロアリ対策における効果を解説します。

1:ヒノキ

ヒノキは日本を代表する建築材料であり、その美しい木目と香りが特徴です。
ヒノキの香り成分にはシロアリを遠ざける効果があり、特に「αカジノール」と「ヒノキチオール」という成分がシロアリに対する忌避効果を持っています。
また、ヒノキは耐久性が高く、湿気にも強いため、屋外や湿度の高い場所での使用に適しています。

2:ヒバ

ヒバは北海道や東北地方の原生林に多く自生しており、抗菌・防虫効果が非常に高いことで知られています。
ヒノキチオールを豊富に含み、その強い香りが自然の防虫剤として機能します。
また、ヒバは耐水性も高く、長期間にわたってその効果を保持するため、地下室や湿気の多い環境でも優れた耐久性を発揮します。

3:スギ

スギは日本の建築に最も広く利用されている木材の1つで、軽くて加工しやすいことから扱いやすいといった特徴があります。
スギの心材は特に硬く、シロアリが好む環境ではないため、シロアリ被害から建物を守るのに役立ちます。
また、スギは成長が早いため、持続可能な林業にも適しています。

4:チーク

チークは耐水性と耐久性に優れる南アジア原産の高級木材です。
表面が滑らかでオイルを含んでいるため、水をはじきやすく、シロアリに対しても強い抵抗力を持っています。
また、その美しい外見と強度から、高級家具としても広く用いられています。

5:イヌマキ

イヌマキは日本国内でも特に南部でよく用いられる木材で、シロアリや腐朽から木材を守る天然の防腐成分を含んでいます。
その堅さと耐久性から、伝統的な建築材料としても価値が高く評価されています。

□まとめ

この記事では、シロアリに強い木材とそうでない木材の特性について解説しました。
シロアリが好む柔らかくてセルロースが豊富な木材から、硬くて香りの強い木材まで、その特徴は多岐にわたります。
特にヒノキ、ヒバ、スギ、チーク、イヌマキなどの木材は、自然な防虫効果を持ち合わせており、シロアリ対策に非常に効果的です。
ぜひこの記事を参考に、シロアリに強い家を建ててください。

NEW

  • 屋根カバー工法【ひたちなか・水戸・工務店】

    query_builder 2024/10/31
  • 那珂市現場見学会のお知らせ

    query_builder 2024/10/28
  • ひたちなか市T様邸外壁塗装工事【水戸・ひたちなか・工務店】

    query_builder 2024/10/26
  • いつが正解?家を建てるタイミング

    query_builder 2024/10/25
  • 注文住宅で吹き抜けを取り入れるポイント

    query_builder 2024/10/18

CATEGORY

ARCHIVE